Cindy's Blog

アマゾンで働いているエンジニアの日常

投資の初心者が「めちゃくちゃ売れてる株の雑誌Zaiが作った株入門」を読んだ感想とまとめ

簡単な紹介

最近貯金できるようになり、なんとなく投資したいと思うのでこの本を購入しました。この本は2013年発行され、今年2019年は第17刷でして、内容は少し古くなってきています。しかし、おかげでその時点の株を確認できて(成長できた株はほとんど)、色々な分析を聞けてとても興味深かったです。この本は、入門書として、株のコンセプトを掴めるぐらいなら問題ないかなと思います。更にいいところは、この本を読んだら本格的に投資したくなったということです(自分はまだまだ早いですが)。

この本を読むと学べるもの:

・株の仕組み
・PERの意味
・PBRの意味
・いい株の判断基準
・株価チャートのテクニック→ ここは図がないので省略します。



週刊ダイヤモンドという投資家が読む雑誌も買いましたが、初心者に対して専門言葉を理解するのやはり難しいので、この本をスタートラインにしたいと思っています。


感想

全体的な感想は、相当の知識がないと安易に投資することはとても良くないということです。

心に響いた言葉を記録したいと思います。

「株は5万円から買える。」

日本最大のポータルサイト「ヤフー(4689)」はそうです。しかし、言及した有名の会社ートヨタ自動車でも 50万円台で買えるという話が出てきたが、調べたら現時点の株価は 80万円台になっていて、多少離れています。

アメリカのマイクロソフト社の株価は 160ドルだが、1株から購入できるため、2万円台から購入することができるということでしょうね。

ちなみに米マイクロソフトの株に興味があればご確認を(2019年最新)↓

manelite.jp


「上がる株のヒントは身近なところにある」

これはとても体感しています。例えば、個人的に愛用しているオンラインショップーZOZOTOWN の成長など目て見えますし(送料の実験などに参加していました)、2017年に株価が爆上がっていました。最近の任天堂もSwitchのおかげで(?)、去年から株が上がっています。

IT業界のマイクロソフトやアップルなど、毎年どのような商品が出てきて、その商品を実際に使ってみたの感想からでもいいですし、周りの友たちの感想を聞いてもいいですし、プロダクトを手元にあるだけでも、ある程度会社の可能性を感じるはずです。しかし、やはり客観的な数値を見ないと、簡易に株を買うことはないでしょう。

「いい会社」のヒントは日常生活の中にたくさんありますが、「XXXが流行りそう→この会社儲かりそう→株を買おう」になるのは早すぎる。あくまでも”いい会社の候補”です。本当にいい会社なのかどうかは、ちゃんと”数字”で確認しないといけないです。


「どんな時でもあなたの身の周りに成長株はある。」

よく考えたら本当にそうです。不景気の時にも、必ずその時期に合わせたいいビジネスモデルが現れるはずだと思います。



株の仕組みを理解する

  1. 株は企業がお金を集める手段
  2. 投資家は企業が上げた利益を受け取れる
  3. ちゃんと利益を出しているいいかななら「株を買って投資したい」という人が増えていく  →買いたい人と売りたい人が価格と数量を出しあって、折り合いがつけば売買が成立
  4. 株を買いたい人が増えると、株価があがる
  5. 株価が上がったところで売れば、差額が儲けになる



買い注文を出す基本知識

注文するときに入力する項目: 「何株注文するか(セットで買う)」 → 売買単位の整数倍 「いくらで注文するのか(基本的には指値で注文)」 「この注文の有効期限」

なれれば30秒で注文できてしまいます。


買い手と売り手のどっちが優勢かを見てとれれば、値の動きの次が読める

買い注文の方が多い場合は、株価が上昇する可能性が高い

この情報は「Zai - 板情報」を使います。


注文管理

「約定一覧」や「ポートフォリオ」(サイトによって言葉が違います)などのページで確認できます。

損益は自動で計算されて表示さえるので一目瞭然です。


見直しルールを作ろう

例えば:買った値段んから10%下がったら諦めて売ろう、買った値段から20%上がったら売って利益をゲットしよう などです。こういったルールを決めておけば、日々の細かい値動きに必要以上に一喜一憂せずに済むことです。


株を売る

目標まで達したや、思惑が外れて大きく下落してしまったときなどが売り時。 指値と成行(とにかく早く売りたい)があります。


おすすめの証券会社一覧

証券会社を選ぶポイントは: ①手数料 →初心者の場合「20-50万くらいの株を1回かった時に、いくらかかるのか?」を基準に考える ②情報の充実度 ③取扱商品 ④経営の安全性

の4つです。


「いい株を、安く買う」がすべて

「いい株かどうか」「割安かどうか」2点から儲かるかどうかを判断するみたいです。

「普段の生活の身近なところにこそ、いい株を見つけるヒントがある」ということは、とても大事だそうです。 実際に、専門家の分析レポートなどよりも、身近なところから銘柄をみつけることによrって、株の売買を行うことが多かったようです。 もちろん、専門家の分析や情報だって役に立ちますが、「それ以上に日常生活から得られる情報の方が役に立つ」というわけです。 周りの人(家族など)が最近夢中になっているものを観察したり、話を聞いたりする中で得た情報を、株の運用に役に立てていたのです。 そして、そうした目で日常生活や世の中を見渡ししてみると、色々なことに関心が持てるようになってくるし、街を歩くのが楽しくなってくるはずです。


今年度の予想数値は、株価に対する影響大

上場企業は年1回、「昨年度の業績の結果と今年度の業績予想」を発表します。 3月末決算企業の場合には、5月ごろに「本決算」を発表します。それは要注目で、とくに今年度の予想数値は、株価に対する影響は大きいです。

また、3か月ごとに途中経過を集計して発表することも上場企業の義務です。これを「四半期決算」といいます。証券会社で検索してもいいですし、 自社のホームページで決算書を公開している企業も多いようです。


財務状況の確認

本と同じようにJPホールディングスを例とします。

Image from Gyazo


業績欄にある頭文字に「連」と「予」があり、例えば「19.3連」は 2018年4月から2019年3月までを指します。また、「予」は予想の値を示している。

また、図には出てないですが、「中」と「四」があります。「中」は中間発表、「四」四半期のことで、1年間のうちの3か月間か9ヶ月間のことを示している。

また、以下の式で上の情報を把握できると思います。

売上 - 経費 = 営業利益

営業利益 ± 本業外の損益 = 経常利益

経常利益 - 税金 = 純利益


また、この四季報の他に「決算短信」があり、分厚い資料はほとんど1ページ目にまとめられています。以上の情報に加えて、

自己資本比率」と「営業活動によるキャッシュフロー」という項目があります。

簡単の見方を言うと、自己資本比率は50%以上あれば安心、営業キャッシュフローに連続のマイナスは X です。


利益が伸びるかを考えるための4つのポイント

本でまとめているポイントは以下の4つです。

①商品・サービスは魅力的?
②まだまだぞくぞく伸びそう?(飽和してないか?)
  ③競争が過熱してない?(ライバルが多すぎて競争が過熱してしまうと、儲かりにくくなる)
④会社の規模は大きすぎないか?
 →もともとの売上は大きいときに、新製品の売上がすごく出ても、伸びはとても少なくなる。

業績修正

ニュースに、もっとも注目すべきは業績修正のニュースです。特に、通期予想の修正は注目されます。上方修正された株は上昇しやすいですし、逆に下方修正された株は下落しやすい傾向があります。


社長や社員の給料は「経費」。売上ー経費 = 「利益」というのは、オーナーである株主のものです。

利益の一部は「配当」になり、一部は内部留保になる。


理解できない会社の株には投資するな!

銘柄を選ぶときも、自分の得意な分野で勝負することが勝つ秘訣です。


”危ない会社”を避ける方法

1. 自己資本率50%以上ならまず安全、20%以下だと要注意 2. 危ない会社は「営業キャッシュフロー」で見抜けることができる。あまりにも大きな赤字であったり、2年も3年も赤字が続いたりするようだと、これは資金の流れに異常が出ている可能性がある。

粉飾決算黒字倒産(経常利益が黒字なのに倒産すること)などがときおり起こりますが、そうしたケースのほとんどは、営業キャッシュフローの大きな赤字が続いていたケースです、

営業キャッシュフローは、本決算の決算短信の1ページ目や、会社四季報のデータなどで確認できます。


株の割安度を測る物差し「PER」

「どう考えても1000円の価値はあると思える株が、500円くらいになった時に買え」

その割安度を判断するのに役に立つのが、「PER」という指標である。PERは、会社の収益力(利益)から見て、今の株価が割安かどうかを測るもの。つまり、株価を1株あたりの利益(1株益 = 純利益 / 発行済み株式数 )で割った求めたものです (PER = 株価 / 1株益)。1株あたりの税引き後利益が出ます、これは「1株益」と言います。要するに、今、PERは、株価が1株益の何倍になっているかを見るわけです。PER は数字が低いほど割安ということになる。また、PERには回収率にも表している。ここは割愛します。

成長率(これから2-3年が目安)と関係あり(その計算方法もある)

PERは10-20が目安。 30以上は慎重に考える(過熱ぎみ)


便利なノウハウ

「ネット取引だと自動売買という機能がある」

忙しい人におすすめ。


「3月決算の会社の場合は6月末くらいに支払われる」

株を買うことは会社のオーナーになるため、決算日などを把握すべきです。


「配当を狙うなら、業績がかなり安定していると思える会社を選ぶべき」

この記事とても面白いです↓


www.yutorism.jp

利回り3%以上の会社はたくさんある。

media.rakuten-sec.net


株主優待の内容を調べるときは、『何株持っていれば優待を受けられるのか』を必ずチェックしよう(Yahooファイナンスなどのサイトを使って)」

しかし、調べてみると株主優待がない会社はとても多いです。


「配当と株主優待については『いつの時点で株主であれば受け取れるのか』を確認すべき」

「権利確定日(原則として決算の日)」というものがあり、この日に株主でないと、配当も株主優待も受け取ることができません。

休日、大晦日大納会(その年の市場が開く最終日)まで前倒しになるので要注意です。


「『株主優待』と『配当』の狙って買う人がいるため、権利最終日の後に株価が落ちることもある」

配当と株主優待をもらうともに、権利最終日を狙っていることは裏技のように見えるが、翌日に株価が下落するので、

損になりがち。(逆に最終権利日の翌日で買うべきかも?)


楽天証券でリアルタイム情報とニュースの速報を確認すべき

「○○会社が新技術を開発した」「好業績を発表した」「訴訟で勝った」などの情報早く入手できれば、それだけ有利に取引を進めることができます。

スクリーニング機能を使って株を探す→スクリーニング - SBI証券

条件をつけて株の検索ができます。「利益が20%以上増加していく、25万以内で買える株」や「配当利回りが3%以上で50万以内で買える株」などのように、欄を埋めていきます(全部埋めなくてもいいです)

日経テレコンでニュースを検索

「○○会社が新技術を開発した」「好業績を発表した」「訴訟でかった」などのニュースを早く入手できれば、それだけ有利に取引を進めることができます。


業績の安定した優良株を低いPERで買う

業績が安定成長している会社のPERは15ぐらいでもおかしくない。現時点のPER (株価 / 1株益)を計算し、あまりにも低い (つまり注目度が低い) 時は買う時期。

これは、「いい会社」だと思っている時の、次の判断基準だと思います。商品やサービスに魅力を感じる時にとるべき手段でしょう。


ものすごい高成長株を狙う

例えば、PERが19になっている会社がある。これは絶対低くないと言える。しかし、もしこの会社の成長率は高い(例えば50%)時は、話が違う。 成長率により、PERの割安の判断基準も違ってくる。


赤字会社・業績不振企業のPER

まず、赤字企業のPERはマイナスになるので計算できたい。また、株価の割安判断方法は①資産②収益力、である程度推測できる。

業績不振のPERは高い時がある。それは、株価がそれに見合っただけ下がっていないために、これだけ高いPERになっていると考えらっる。 利益水準が極度に低くなる→他の物差し:PBRを使う。


 PBRとは

PBR = 株価 / 1株純資産 (総資産ー負債)

まともな会社が基本的に1未満なら割安。やがて再評価されるので、まともな価額まで戻る可能性が非常に大きい。


PER の異常値

会社の純利益≥経常利益(普通は0.6:1)の時はおかしいと考えていい。