「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」の読書感
書籍との出会い
渋谷の書店で本書を読んでみたら利用できるような内容だったので購入しました。読みたい動機は、4月から社会に出て、新社会人になるため、まずは好印象を残したいと思います。学生時代では、他人に心が開いていなかったことに気付き、状況を改善したいのも本を読みたい理由の一つです。
本書は、amazonからでも入手できます:
全体のあらすじ
この本では、あらゆるシーンを例として挙げられ、「話かけたくなる人」と「そうならない人」の分け方をあげて、他人にどのような印象が残るかを説明する。
そこで、自分の言動を思い比べできるようになり、改善できるところがわかってきます。
印象に残ったシーンの紹介
ここで、いくつ面白いと思ったシーンを紹介したいと思います。
ちょっとした「変化」がある人には、話かけやすい
変化に気づいてもらえることは、「あなたをちゃんとみてますよ」と言われているようなもの。自分の存在を認めてもらっている証になります。ので、変化に気づいてもらうためには、"自分"が相手のちょっとした変化に気づくようにします。
できるだけ「素の自分」で接する
ほんとに素の自分で接していいのかを心配する人もいますが、離れていく人もいれば、興味をもってくれる人も出てきます。効果的な方法は、「自分は〇〇タイプです」と宣言することです。逆に、自分の欠点や弱みに対して「X」を出しているから、自分に振る舞えないです。素の自分を出すことにより、相手からすると「心を開いてくれている」と思われます。
なんでもいいから「褒める」
まず、人の弱点というものか、どんな人でも、自分のことを認めて欲しいと思っています。また、褒め上手な人と言うのは、気負うことなく、素直に「いいな」と思った週間、口にしている人です。「それ、いいね」「すごーい」「お、さすが!」「頑張ってる」「尊敬・・・・」といった簡単な言葉でも感情をこめて言うと、相手は素直に喜んでくれるはず。
「自分から話かけない人」にならない
人に興味あることを示しましょう。
「批判ばかりする人」にならない
言いたいことの半分以下にして批判する。全部言ってしまうと、しつこくなりがち。
明るい表情と口調で愚痴る。「嫌になっちゃいますねー」と行っても、深刻な印象になりません。
ポジティブに閉める。最後に「あの人にもいいところがあるけどね」とフォローしたり、「まあ、頑張ります!」と前向きに締めて終われば、爽やかな印象に残ります。
初対面の人にすぐに共通点を見つける
「同性である」「髪が長い」「似た体型」「同じものを飲んでいる」「出身地が近い」「同業者」「趣味が同じ」などの共通点は、会話の"呼び水"。大事なので、何かしら接点を見つけるようとする気持ちです。
職場では、年上を尊重して、頼る
そもそも職場の人たちは、同じ目的をもって「同志」のようなものです。年上と付き合うヒケツは「怖がらない」「戦わない」「比べない」という気持ちをベースにもって、「尊重して、頼る」に尽きます。
職場では、「言うのはここまで」という線引きをする
言うことのラインを引くのは、相手に対する思いやりであり、マナーなのです。以下のように、言うのはここまでのラインを引くためには、次のような「自分ルール」をもつことです。
「お金」「恋愛」「家庭の事情」など、話さないことを決めておく。
「ここだけの話」をしない。全員いん知られてもOKのことだけ話す
できるだけゆっくり話て、迷ったら引っ込める。(焦っているときには、判断力が鈍ってついペラペラと口が滑ってしまうもの。ゆっくり話すと、冷静に「ん? これって言うべきこと?」と危険察知センサーが働きます。)
「相手に対する気づき」を口にする
「あれ?今日は早いですね」
「お、字が綺麗ですね」
などを口にするだけで「そうですか?」「わかりました?」と言いつつも、気づいてくれたことを嬉しく思うはずです。”気づき”というのは、「あなたのことを認めています」「気にかけています」というイメージになりますから。
相手に対する気づきポイントは「見た目」と「行動」から着手できます。
見た目:「春っぽいコートですね」「今日は荷物が多いですね」「そのバック、使いやすそう」「素敵な靴」「いい笑顔」「お洒落なメガネ」などの形容詞をつけると、褒め言葉に。「そういうの好きです」「センスを学びたい」など感想を加えるとさらに嬉しい言葉です。
行動: 「最近、忙しそうですね」「これから休憩ですか?」「気が利きますね」。ただし、やりすぎは禁物。監視されているように感じるので、時々さらりと。魔た、当然ですが、相手に歓迎される気づきであること。間違っても「あ、白髪・・・・」「あ、太った」など、礼儀として口にしないでおきましょう。
思ったこと
個人的に、自分から人に興味を持つ、平易な態度を持つ+少しテクニクで十分だと思います。 テクニクを使いすぎてしまうと、例えば本書に書いている項目を全て無理やりに身に付けてしまうと、個性がなくなる可能性もなくもありません。 自分が今一番感じているところ、困っているところ、なんとかすぐ改善したいところだけすぐに利用することは本書の目的ではなかと考えています。
読書前と読書後の心境の変化について
まず、初対面の人でも一期一会を楽しめることができるようになりました。好きな人ができたときにも、まずはいい印象を与えることに意識し、簡単な言葉でも喜ばせるようになって、二人だけのときを心から楽しむことでき。そこれ今までの自分を比べてみると、自分の些細な変化に喜びを実感しました。
「話かけたくなる人」は、とくしていることを分かるようになり、「私はこういう意味だったのでなぜ向こうがわかってくれないんだ」という誤解は、生活の中から段々少なくなっていきます。そこから人生に向ける態度も変わります。